近年、日本のホラーインディーズ作品が続々と映画化されています。2025年にはインディーゲーム『8番出口』が映画化され話題を呼びました。ここでは、「次に映画化されそうな注目のインディーズ作品」を小説とゲームからピックアップしてご紹介します。
🎬 夜勤事件 (The Convenience Store) – 実写映画化進行中
- 媒体: インディーゲーム
- 制作: Chilla’s Art (チラズアート)
- リリース: 2020年
- 映画公開予定: 2026年
深夜のコンビニを舞台にしたホラーゲーム。プレイヤーは店員となり、深夜のシフト中に不可解な出来事に遭遇します。実況動画を中心に爆発的な人気を博し、YouTubeでの再生数は6,000万回超。
映画版は『きさらぎ駅』の永江二朗監督がメガホンを取り、2026年公開予定です。原作特有の「日常に潜む違和感」をどう映像化するか注目が集まります。
🔗 Steam版「夜勤事件」公式ページ
🔗 映画化ニュース(シネマカフェ)
📖 近畿地方のある場所について – Web発の異色ホラー小説
- 媒体: 小説(カクヨム発 → 書籍化)
- 作者: 背筋
- 書籍発売: 2023年
- 映画公開: 2025年8月
モキュメンタリー調で描かれる、近畿地方の“禁忌の場所”を巡る怪奇譚。Web連載は累計2,200万PVを突破し、書籍も35万部超の大ヒット。
映画化はすでに実現しており、2025年8月に公開。主演は菅野美穂と赤楚衛二、監督はホラー界の鬼才・白石晃士。興行収入は14億円を超え、2025年の邦画ホラー最大のヒット作となりました。
🔗 KADOKAWA「近畿地方のある場所について」
🔗 映画公式サイト
🏚️ 変な家 – “間取りホラー”の異例ヒット
- 媒体: 小説(YouTube発 → 書籍化)
- 作者: 雨穴(うけつ)
- 書籍発売: 2021年
- 映画公開: 2024年
「この間取り図、どこか変じゃありませんか?」──不動産の間取り図から始まるホラー小説。雨穴氏がYouTubeで公開した動画を原案に書籍化し、累計77万部を突破。
映画版『変な家』は2024年に公開され、興行収入50億円超のメガヒット。主演は間宮祥太朗&佐藤二朗。続編『変な家2』の映画化も期待されています。
👀 その他の注目作
- 『かわいそ笑』(梨 著)
掲示板やQRコード、心霊写真を組み合わせた実験的ホラー小説。ネット怪談を題材にしたスタイルでコアな人気を獲得。映画化の噂も。 - Chilla’s Art作品群
『閉店事件』『事故物件』『夜配送』など、実況で話題の短編ホラー群。『夜勤事件』映画版の成功次第で、他の作品にも映像化の可能性が。 - フリーホラーゲームの名作
『Ib』『マッドファーザー』など、RPGツクール製の名作インディーズホラーは根強い人気を持ち、ファンから「映画化を見たい」との声も多い。
まとめ
インディーズ発のホラー作品は、「低予算でもアイデア次第で世界を震え上がらせる」ことを証明しつつあります。SNSや実況配信を経由した口コミ拡散が大きな武器となり、次なる映画化候補も続々と登場中です。
次にスクリーンを席巻するのは、あなたが今プレイしているゲームや読んでいる小説かもしれません。